在職老齢年金 語呂で覚える 法改正(在職定時改定) 社労士試験
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みなさんこんにちは。今回は、『在職老齢年金の直近の法改正』と『覚え方』について、ご紹介したいと思います。
社労士試験では、直近の法律改正の出題も多いので、きちんと復習しておきましょう。ちなみに、私は在職老齢年金の選択式試験で、1点足りずに不合格となった苦い思い出があります。理解しているようでも、いざ試験で出題されると答えれないこともあるので、しっかり勉強しておきましょう。
在職老齢年金とは!?
在職老齢年金は、働きながら老齢厚生年金を受け取る場合に、会社での給与(賞与)と厚生年金の額が一定額を超えると年金額が支給停止される制度のことです。
2022年4月に法律の改正によって、年金調整の計算の仕組みが変わりました。
在職老齢年金の支給停止額の覚え方
在職老齢年金の支給停止額は、語呂合わせで覚えます。
支給停止額=(基本月額+総報酬月額相当額-47万円)÷ 2
停止の基本は双方で月額合計 品除いて半額に
停止→支給停止額
基本→基本月額
双方(そうほう)→総報酬月相当額
合計→足す
品(しな)→47万円
除く→引く
半額に→÷2
これで在職老齢年金の公式を覚えることができます。選択式で抜かれてもこの語呂を抑えておけば、迷わずに選択肢を選ぶことができますよ。
在職定時改定の導入
従来の年金額の改定は、退職した時と70歳に到達した時に改定が行なわれていたんです。それが、2022年4月の改正によって、毎年年金額の改定が行なわれる在職定時改定が導入されました。
老齢厚生年金の受給権者が厚生年金保険の被保険者となった場合、2022年3月までは、65歳以降の被保険者期間は資格喪失時(退職時・70歳到達時)にのみ年金額が改定されていました。
在職定時改定の覚え方
在職定時改定についても、語呂を考えました。
キウイをくわえて在職定時改定
キウイ→9月1日(基準日)
くわえて→前年9月から当年8月
在職定(テン)時改定→10月改定
こんな感じで在職定時改定についても押さえておきましょう。
在職老齢年金、在職定時改定の問題
答え 支給月額は11万円
支給停止額=(基本月額+総報酬月額相当額-47万円)÷ 2
支給停止額=(13万円+38万円-47万円)÷ 2=2万円支給停止
基本月額-支給停止額=13万円-2万円=11万円
答え 誤りの肢
毎年基準日である7月1日ではなく、9月1日です。
まとめ
今回は、『厚生年金の在職老齢年金の直近の法改正』と『覚え方』について紹介しました。
直近の法律改正の内容になりますので、また出題されても対応できるようにきちんと覚えておきましょう。
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