会社の給与計算をする時に、タイムカードから集計が必要な場合ってありますよね。タイムカードの時間をエクセルに入力して、労働時間や残業時間を集計する作業って大変じゃないですか?
そうなんです。うちの会社はタイムカードに集計機能が無いので、毎月給与の締め日が過ぎるとタイムカードの集計作業に追われています。何枚もタイムカードをエクセルに打たないといけなくて‥‥この入力作業が一番大変でなんです。
そうですよね。私も担当の会社さんで毎月タイムカードを50枚入力していたことがあります。今回は、そんなエクセルのタイムカードの時刻を早く入力する方法について、紹介したいと思います。
50枚も。。。考えただけで大変そうですね。私も毎月残業して入力していたので、時間短縮できると助かります。効率化できる方法があれば、ぜひ教えてください。
エクセルの時間の入力って、『9:00』のようにコロン(:)を入力していると思います。時刻の数字を打ちながら、コロン(:)を入力するのって手間ですよね。
そんな時は、オートコレクトの設定でドットキーを二回入力(..)するとコロン(:)に変換される設定を利用すると便利ですよ。
そうなんですね。でも私のパソコンでは、入力してもコロンに変換されません。
これは、エクセルのオプションで設定する必要があります。下に設定方法を記載するので、やってみてください。
わかりました。やってみます。
設定方法
みなさんのエクセルでは、設定がされていないので 次の画面の通りにエクセルの設定を変更してください。
あまりパソコンに触れていないひとでも簡単に設定変更できますよ。
まずは、エクセルの左上Officeボタンを押して、表示された画面の左下にオプションをクリックして下さい。
次にExcelのオプションの文章校正を選択します。
文書校正の中にオートコレクトのオプションというボタンを押します。
そうすると、オートコレクトを登録する画面が表示されるので、
真ん中あたりの修正文字列に『..』(ドット2回)
修正後の文字列に『:』(コロン)
を入力して、追加ボタンを押して、OKを押します。
後は、エクセルの画面に戻って、
時間の入力をしてみて下さい。
..(ドット2回)を打ってenterキーを押すと自動で:(コロン)に変換されます。
なるほど本当だ。コロン(:)を打つよりもドットの入力の方が、片手でできそうですね。
この設定を使うとテンキーだけで、時間の入力が出来るようになるので入力するスピードが格段に上がります。
ほかにもエクセルの入力で使える便利な機能ってありますか?
そうですね。エクセルはEnterキーを押すと下に移動する設定になっています。これを右に移動するように設定しましょう。まず、Officeボタンをクリックして、左下にあるExcelのオプションをクリックします。詳細設定の中に『Enterキーを押したら、セルを移動する』という項目があるので【右】に変更します。
タイムカードの時間入力は、日にちごとに入社時間、休憩始め、休憩終わり、退社時間と入力する項目がたくさんあるのでEnterキーを右に移動する設定にしておいた方が効率的です。
なるほど。確かに入力するたびにカーソルキーを動かすのは無駄な気がします。入力欄をあらかじめ選択して囲んでおくとEnterキーを押すと、自動改行されて次の日付に変わるんですね。
この入力方法を使うとだいぶ効率化になりますよ。
あとは、ショートカットキーを活用すると良いと思います。基本的にはCtrlキー+Cキーはコピー、Ctrlキー+Xキーは切り取り、Ctrlキー+Vキーは貼り付けになっています。他にもキーボードのF4キーでは前の動作を繰り返す機能もあるので覚えると便利ですよ。
ありがとうございます。これで私も入力のスピードがアップできそうです。
今回は、給与計算 エクセル入力方法の効率化について、ご紹介しました。みなさんもぜひ活用して、給与計算の効率化をしてみてください。追加でテンキーの入力をブラインドタッチで打てるようになるコツを記載しますので、合わせてやってみて下さい。
入力が早くなる方法
上のオートコレクトの設定とは別に、時間入力はブラインドタッチで入力できるように
なるとスピードが上がります。
入力のコツは、テンキー(パソコンのキーボードの右側)を使うことです。
テンキーのに5の位置に中指を置きます。
5の上は8、左は4、右は6、下は2とテンキーの数字の位置を覚えていくと打つのが早くなりますよ。
あとはテンポを意識して、同じテンポで数字を打ち込んでいくと楽しくなります。
時間入力→..(タンタン)→分入力 を繰り返し同じテンポで入力していきましょう。
以上が給与計算 タイムカード入力 高速化する方法です。
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