2016年2月ごろからマイナス金利が導入され、住宅ローンも超低金利をむかえていますが、金利は10年間くらいはほぼ同じ水準だそうです。底を打っている今だからこそ、住宅ローンを考えていきたいですね。
前回のブログ
前回は、住宅ローンとはどんなタイプがあって、金融機関によって商品の金利が異なることをお話ししました。
住宅ローンの比較方法
今回は、住宅ローンについて、どの費用を比較したらいいのかをみてみたいと思います。
実際にA金融機関とB金融機関で比べてみます。
< A > < B >
借入金額 3000万円 3000万円
返済期間 35年 37年
適用金利 0.625% 0.75%
月の返済額 79,543 77,396
総返済額 33,408,060 34,363,824
事務手数料 55,000 55,000
保証料 600,000 0
団信 0 0
トータル 34,063,060 34,418,824
繰上手数料 33,000 0
この比較をみてどう思いますか?
毎月の返済額は、B金融機関の方が、2,147円安く返済できます。
適用金利や月の返済額だけで考えると返済額もAより安いし、Bで返済しようとなりますが、
トータルコストで見るとA金融機関の方が、355,764円も安く返済できるんです。
B金融機関は、返済年数が35年を超えて借りているのでAよりも2年間月の返済が続きます。
ですから、トータルコストをみながら、月の返済を抑えたいならBを選び、トータルコストを抑えたいならAを選ぶようにします。
住宅ローンの選び方
まず、住宅ローンを決めるには、金利タイプを選びます。
①変動金利型 〇
②全期間固定金利型 ✖
③固定期間選択型 ✖
次に、金利を目安に各銀行の商品をピックアップします。
今は、銀行などのホームページでシュミレーションすることができます。それぞれシミュレーションをしてみましょう。
それぞれの商品を比較して、お得にしたいならトータルコストが安い商品を選びます。
住宅ローンを長く借りた方が良い理由
一般的に住宅ローンは長く借りて、月々の返済額を抑えるようにします。
長く借りることで破綻して返せなくなることを防ぐ必要があるからです。
その分、貯蓄をしていきある程度まとまったお金ができたところで、繰上げ返済を行います。
繰り上げ返済をすることでトータルコストが減り、返済期間が減っていきます。
※ボーナス払いは極力しない方がいいです。ボーナスは約束されたものではないので、月々の返済にして貯蓄にまわすようにしましょう。
住宅ローンを借りると住宅ローン減税を行うことができます。
住宅ローン減税は、13年間所得税控除の対象となるので、13年経過した後に繰り上げ返済を行うと節税にもなります。
(返済額を減らしたいなら待たずに、返済しても良いと思います。)
まとめ
少し難しい内容でしたので、うまく伝わったかどうかわかりませんが、これから住宅の購入を考えている方にはぜひ読んでいただきたいです。
私も何となく住宅ローンを決めようと思っていましたが、トータルコストで比較してみると100万円近く返済額が出ていたので、びっくりしました。
子供の費用に、住宅ローンにこれから将来に向かってお金がかかりますが、後悔しないように住宅ローンを選んでおきたいですね。
以上が、住宅ローンで失敗しない比較方法その②についてでした。